2016年2月7日日曜日

オルセー美術館

毎月第一日曜日の美術館無料デー、前回のルーブル美術館に続き2回目はオルセー美術館へ。

リヨン在住の妹も最後のソルドでお買い物のため泊まりに来ていたので、3人で行きました。

ルーブルでは行列が長く寒い中2時間弱並んだので、今回は早めに行こうと思ってましたが色々していたら結局家を出るのが9時半に。

本当は9時半開館なので9時には家を出たいと思ってました‥。

10時前にオルセー美術館に到着すると、団体用の入り口と一般の入り口があり、一般の方にのみ行列がありました。

列の様子から、恐らく30分ほど並べば入れるかなと思っていると、途中から団体入り口からも入場させてくれたので、結局10分も並ばずに入れました。

入場はルーブルと同じく、金属探知機をくぐるのと荷物は開けて中身のチェックがありました。

その後入って右奥にあるクロークへコートを預け(カバン類は預かってくれません)、インフォメーションへパンフレットをもらいに。日本語は中国語、韓国語と一緒になったパンフレットがありました。

館内案内図を見ると、0階、2階、5階だけに展示があり小さく見えたのですが、実際全て回るのに丸一日かかり、最後の方は時間が足りず急ぎ足で回ることになりました。

元は駅舎だった建物で中は天井が高くかなり開放感があります。


0階と2階の広い通路上に彫刻類が、また左右に小さな部屋が並んでおり、その中にぎっしりと有名画家の絵画が展示されています。


一番混み合っていたのはゴッホの部屋で、有名な自画像の他にもたくさんの作品がありました。



農民の絵で有名なミレーの部屋も、超有名絵画が複数並んでいました。



5階は建物の半分のみのスペースですが絵画を中心にモネ、マネ、ドガ、ルノアールなどの素晴らしいコレクションが揃っています。


今まで日本や北米では色々な美術館に行きましたが、こんなに有名画家の作品がまとまって展示されている美術館は初めてです。

さすがはパリ。

絵画に関してはルーブル美術館よりもオルセー美術館の方が、誰でも知っている作品の数が多いと思います。



見学には丸1日かかるので、ランチは美術館内で食べることにしましたが、私たちはちょっと失敗‥。

食事ができるところは3箇所あり、0階はスターバックスのようなコーヒーとマフィン類等がある小さいカフェ、2階はメイン&デザートで22ユーロ〜の綺麗なレストラン、5階に時計の裏側のカフェがあります。


この時計の裏の空間が可愛いので即決してしまいましたが、食事がとても美味しくなくて‥ショックを受けました。


私が頼んだチキンのカレーパイも見るからに冷凍食品で、やはり美味しくなく、バスケットに入ったパンがつきますが冷蔵庫から出した直後のように冷えており、食べながらお腹が冷えました。

主人はビーフのヌードル、妹はペンネを注文しましたがどれも冷凍食品でした。

食後に紅茶とケーキも頼んで3人で65ユーロでした。

美術館の中なので場所代もあり仕方ないかとは思いますが、これだけ支払うなら、2階のレストランにしておけば良かったと後悔しました‥。

そちらが美味しいかはわかりませんが、少なくともショーケースのケーキはカフェのものより美味しそうでした。

5階テラスの窓から


5階のテラスは夏の間は外に出られるようです。

現在は窓の内側からしか見られませんが、セーヌ川の向こうにオペラ座の屋根やサンクレール寺院が見えてとても綺麗でした。

絵画をじっくり見ていたらあっという間に閉館時間になり、最後に2階の装飾品の展示は駆け足になってしまいましたが、素晴らしいコレクションに大満足の1日でした。

2016年1月31日日曜日

Auxerre旅行②イランシーへ!

イランシーへ行くのは大冒険でした‥。

フランスのイベントガイドを見てイランシー村で年に1度のワイン祭りがあると知り、ネットで調べてもイランシーの情報はほぼ皆無。

一番近くてパリからTERで迎える場所がオーセールだったので、取り敢えずオーセールまでのチケットをネットで購入しました。

チケットを購入してからイランシーについて良く調べ始めたのですが、実はオーセールから電車やバスで行けると簡単に考えていたのは間違いでした‥イランシーはかなり小さな村だということもその時知りました。

どんなに調べてもイランシーまでの公共交通機関が見つからず、フランス人の同僚や友人数人に聞いても、イランシーの名前すら知りませんでした‥

ワインのAOCもあって有名な村だよ!というと、フランスにいくつ村があるのか知ってる?と逆に聞かれてしまいました。

不安になりながらも何とかして村の様子をみようとグーグルストリートビューを使おうとすると、村に入る前で止まっていました。

もう仕方がないので、とにかく土曜日にオーセール観光をしながら情報を集め、タクシーが高ければヒッチハイクか、最終的にはイランシーは諦めようということになりました。

ところがオーセールの観光案内所には大きなポスターもあり、すぐこのイベントに行くの?と声を掛けてくださったり、レストランでも明日はイランシー?と聞かれたりとオーセールの人はみんな知っていて一安心。

観光案内所で聞くと、タクシーは通常運転ではなく、このイベントのためイランシーまで特別料金になっていると言われましたが、片道20ユーロとのこと。

予想より安かったので迷わず予約してもらいました。

お祭りは朝8時半スタートだったので、8時にホテル前で、英語ができるタクシードライバーさんを予約。

宿泊したibisホテルは9ユーロで朝食が食べられるのでそちらを利用しました。


クロワッサン、パン・オ・ショコラ、トースト等各種パンの他にパンケーキやヨーグルト、フルーツ、ゆで卵、ジュースやコーヒー&紅茶もあったので満足でした。

イランシーの村にはレストランが1軒だけで、カフェもないとのことだったので、イベントの様子もわからないためお腹が空かないよう朝ごはんはいっぱい食べておきました。

8時予約のタクシーの運転手さんは、10分前にロビーに行くともう中で待っていて、声を掛けてくれました。

そして英語ができるからその人を予約したのに、なぜかほぼフランス語で話され、フランス語を勉強するよう諭されました。

フランス語はアプリ等で少しずつ勉強してるのですが、色々な方とコミュニケーションが取れず、いつも申し訳なく思います。


小雨の中、タクシーに乗って出発。

オーセールを出るとすぐ、草原のような休耕地のような何も無い景色が広がります。

道路も空いていて、本当に人がいる場所に行けるのかドキドキ。


意外に早く20分程でイベントの駐車場に着きました。

このお祭りのため村の中は全て通行止めになっているので、タクシーでは村の外にある特設駐車場までしか行けません。


駐車場は何もない丘の上に鉄板を敷いて臨時に作ったようです。

運転手さんには、14時にまたこの駐車場に迎えに来てもらう約束をして別れました。


ここからイランシーまでは2キロとの看板が出てました。

テントの下には周辺の村々のサン・ヴァンサン像が見えました。

8時半のパレード直前に着いたので、もう村人達がお神輿のように像を担いでスタンバイしています。

持ち物検査と金属探知機でチェックを受け、テントの中へ。


テントに入るとすぐにパレードが始まりました。

ブドウ畑の中をマーチバンドを先頭にパレードが進んで行きます。


動画の最後、奥の方に見える小さな集落がイランシー村です。

観光客はパレードの両側を付いていき写真やビデオを撮っていました。

小雨で寒い中ですが、村によって異なる形のサン・ヴァンサン像を見ながら歩くのは楽しく、2キロの道のりもあっという間でした。



村の入り口に墓地があり、パレードの村人達は墓地内へ、観光客は墓地の外を囲みました。

そこで、祭りの挨拶のようなものが行われました。

フランス語がわからないことが本当に悔やまれます。

下の写真をよく見ると奥の壁の向こうからは馬も覗いています。

柵なども見当たらないので放し飼いされているようです。



村の入り口にはAOCとなっているワインの作り手達の顔写真がありました。

デパートにたくさん並ぶワインも、一つ一つはこんな小さな村で10数組の家族によって作られているんだなあとしみじみ。



村の地図もありました。

この小さい集落の周りに、それよりもずっと大きなブドウ畑が広がっています。


また、入り口ではチェリーの赤ワイン漬けを配っていました。

甘くて芳香なワインがぎゅっと染みたジューシーなチェリーは、とても美味しかったです。

小雨が降る中外で準備されていたので雨水も大分入っていますが、細かいことには目をつぶらないとフランスでは生きて行けません。



この後、受付のテントでチケットを購入します。

1人15ユーロで、村の名前が入ったワイングラスと、グラスを首から下げられるホルダーが付いてきます。

ホルダーの裏側にはチケットを入れるポケットも付いてます。


チケットはワインの年代が書いてあるものが7枚あり、それぞれ1杯ずつ試飲できます。

それとは別売りで食事用のチケットが10枚10ユーロでした。

私たちは2人で20ユーロ分購入しました。

ワイン試飲チケットと、ピンク色の食事用チケット

 ワイン試飲の前に、教会へ入るパレードの後を追って見学することに。

教会の外には大型スクリーンも設置され、中の様子が見えるようになっています。

サン・ヴァンサン像は教会の脇にある台に置かれました。


教会の中には観光客用に木のベンチも置かれ、人でいっぱいでした。

プログラムと賛美歌の歌詞も書かれたプリントが席に置いてありましたが、フランス語が全然わからず‥でもフランス語での賛美歌もとても素敵でした。

恐らくワインの神様への、感謝のお祈りなどをしていたのかと思います。



教会を出た後はついに試飲へ。

村の農家の倉庫や軒先きがぶどうの造花や人形などで装飾され、そこにたくさんのワインが並べられ試飲スポットとなっています。


それぞれのスポットで年代が決まっており、同じ年代でも3〜4種のワインが置いてあります。

こちらでは2012年なので、2012のチケットを渡し、自分のグラスに好きなワインを選び注いでもらいます。

私たちは別のワインを選び、それぞれの年代のものを2種ずつ試飲してまわりました。


寒いので注がれた赤ワインも結構冷えてました‥。

手のひらで少し温度を上げるようにして飲むように言われ、グラスを包みますが手も結構冷えて辛い‥


食事スポットも場所によって色々なメニューがあり、バーガー、ハム、ソーセージの他にもフォアグラやエスカルゴを売っているところもありました。


コーヒーや紅茶のスポットもありました。

ずっと小雨が降っており、屋内に入れるような場所もないので大分身体が冷えたので、温かい飲み物は貴重でした。


私たちはランチにウフ・アン・ムーレット/Oeuf en meurette 4ユーロとブータン・ピュレ/Boudin Puree 5ユーロを買いました。

ウフ・アン・ムーレットはポーチドエッグの赤ワインソース、ブータン・ピュレは豚の血のソーセージとポテトのピューレです。

どちらも赤ワインにぴったり!冷えた体を温めてくれました。


この後フォアグラのサンドイッチ6ユーロも買いましたが写真を撮り忘れました‥。


試飲スポットを回る間には、村の人がデコレーションした景色も楽しめます。


可愛い案山子がたくさんありました。

中庭でのお食事風景や‥


ぶどうを絞っている案山子もありました。

この手動のぶどうを絞る道具は実際にワイン作りに使用しているものなのか、村中でたくさん見かけました。

カリフォルニアで良くワイナリー巡りをしましたが、大型の機械を使うところが多く、ワイン工場のような施設しか見たことがなかったので、小さなワイン農家を見て回るのは新鮮でした。


石造りの家々が並ぶ小さな集落を歩くのも初めて。

ほろ酔いで夢の中にいるような気分です。



また、何箇所か仮説ステージも作られ、バンド演奏等のイベントもありました。


トイレは村中に仮設トイレが何箇所も作られていました。

パリの街中を歩くよりもトイレは多く、とても便利!

でも手洗いの水は出なかったりするので、消毒ジェルを持っていて良かったです。


小さい村ですが歩き回って疲れ、お菓子とお茶で休憩しました。

13時になってもまだ試飲が半分も終わってなかったので、タクシーの運転手さんに電話して、お迎えを15時に変更してもらいました。

お茶1ユーロとカフェ・グルマン/Cafe gourmand 4ユーロで、20ユーロ分のフードチケットはぴったり消費できました。

カフェ・グルマンのチョコレートマカロン、フィナンシェ、ドーナツ

午後からどんどん混んできて、スポットによっては試飲に長い列が。

恐らく、パリを朝出て車で来る人が多いようです。

車があればパリから数時間、前泊するほどの距離ではないので日帰りで来られます。



無事7杯の試飲を終え、帰路へ。

村から駐車場までは可愛い機関車型のシャトルもありますが、長蛇の列だったので、タクシー運転手さんを待たせないために2キロ歩いて戻ることにしました。


朝のお迎えの時と同じく、運転手さんは早めに来てくださってました。

この旅で出会った人たちは、みんな笑顔でフレンドリーな素敵な方ばかりでした。

車で数時間の距離でも、パリの雰囲気とは全然違います。


オーセールへ戻り、街のパン屋さんでディナーを買い、5時半頃の電車でパリへ。

たどり着けるか不安だったイランシーでたっぷりとお祭りを満喫し、大満足の旅となりました!

2016年1月30日土曜日

Auxerre旅行①オーセールへ

1月最後の週末はブルゴーニュ地方、オーセールへ1泊旅行に行きました。

きっかけはフランスのイベントガイドで、今年はイランシーという村で年に1度のワイン祭りがあるという情報を見て、美味しいワイン&お祭りを楽しみに行ってみることにしました。

オーセールまでは長距離列車のTERでパリのベルシー駅から2時間弱ほど。

朝はゆっくり10時半発の電車を取ったので9時に家を出て、ベルシー駅には9時半着。

初めてTERに乗るため余裕をもって出かけました。

ベルシー駅

念のためインターネットで予約した際の予約番号が入ったEメールを印刷して持って行きました。

窓口は並んでいたので、チェックインのマシンで挑戦してみると、意外に簡単。

まず言語の選択で英語が選べたのと、操作も簡単でした。

この機械でチェックイン

予約番号を入力すると事前にインターネットで登録した自分たちの名前が表示され、案内に従いカード支払いをすると往復分のチケットが2人分、計4枚出てきました。

あっという間に発券できたので、1時間弱待つことに。

ベルシー駅の待合室は暖房も入っていて暖かく、パンやコーヒーも売っているのでこちらで朝食にしても良かったかも。

駅内のトイレは有料で70サンチームでした。

電車は15分前位にホームが決まり放送と電光掲示板で確認できます。

移動する人達に付いていくと、ホームにある小さい機械にチケットを入れてスタンプを押していました。これでどこから乗ったのかがわかるようになっているようです。

TERの車体

車体にはブルゴーニュの文字が。

クラスは2種類でファーストクラスと普通席があり、普通席のクラス2を取りました。

運賃は時期によって大きく変わるそうで、今回は往復で1人60ユーロ程でした。

TER車内

車内はとてもきれいでした。

空いていたので向かい合う4人用のボックス席を2人で使えました。

車体によるかもしれませんがトイレもTGVより広くきれいでした。


車窓からの景色は、ずっと畑や森など、フランス田舎ののどかな景色。

また点在する農家の家々は石造りの古く小さい家が多く、絵本に出てきそうな可愛らしい風景を楽しめました。


パリからオーセールまで1本の電車で行けますが、途中電車の切り離しがあったらしく、Gare de Laroche Migennes 停車中に車掌さんが座席まで呼びに来てくれました。

私たちは後ろの方の車両に乗っていたので、一度降りて前の方に乗り換える必要があったそうです。

確かにその駅で全員降りていましたが、フランス語のアナウンスもわからず全然気付かなかったので、危ないところでした‥

オーセール駅

パリを出て1時間40分程、12時半頃無事オーセール駅に着きました。

駅を出ると風も強く、パリよりも寒く感じました。

駅から観光地である旧市街までは10分程歩くので、その途中にあるヨンヌ川沿いのibisホテルを予約しました。

ibisホテル

ホテル部屋からの景色

まず荷物を置きにホテルへ向かうと、ラッキーなことに1時前に着いたにも関わらず、チェックインできました。

部屋は川の目の前で景色も良く、狭いけれどきれいで良かったです。

1泊80ユーロと値段もお手頃でした。


荷物を置いて観光のため徒歩で旧市街へ。

ホテル目の前のポール・ヴェール橋から、旧市街が一望できます。

天気が悪いのが残念ですが‥


橋の上には、オーセール出身の動物学者、生理学者、政治家ポール・ヴェールさんの銅像があります。


橋を渡るとカフェやレストランがいくつか並んでおり、1時過ぎの遅めのランチは軽く食べたかったのでクレープリーに入りました。


ガレットのメニューにブルギニョンというエスカルゴのガレットを見つけ、迷わず注文。

ブルゴーニュ名物のエスカルゴとマッシュルームがたっぷり。

ガーリックが強めで少し塩辛かったですが美味しかったです。

旦那さんはサーモンとほうれん草のガレットを食べました。


ガレット屋さんの裏にあるテラス席から。カラフルな家が並んでいます。

食後は街を散策しながら観光案内所に向かいました。


 小さくてカラフルでおもちゃみたいな家が並ぶ街並みが本当に可愛い!


パリとはまた全然違った雰囲気です。


観光案内所ではオーセールで見るべき場所を聞き、翌日ワイン祭りのあるイランシーへの行き方も確認できました。

そして地図をもらいまずはサン・ジェルマン修道院へ。


教会内部の見学は無料ですが、クリプト(地下祭室)は6.5ユーロのガイドツアーでないと入れないとのことで、ガイドツアーに参加しました。

受付の女性は英語で話してくれましたが、ガイドツアーはフランス語のみでした。

クリプト内は撮影禁止です。

フランス最古のフレスト画ということで、ところどころ剥げてしまっていましたが歴史を感じました。

中庭から見た教会

サン・ジェルマン修道院には他に展示室や発掘箇所が見学できる部屋もあり、全てゆっくり見ると1〜2時間かかると思います。

私たちは5時に閉まってしまうサンテティエンヌ大聖堂へ移動したかったので、ツアー後はかなり早足で廻りました。


小さい街なので徒歩10分弱でサンテティエンヌ大聖堂に到着。

入り口と書いてある扉が閉まっていたので焦りましたが、正面に回ると別の扉が開いていました。


クリプトは1時までだったので見られませんでした。

閉館間際のせいか人も全然いません。


静かな聖堂内に、ビュービューと外の風の音が響いていました。

ゴシック様式のステンドグラス、とても立派でした。


 サンテティエンヌ大聖堂のあとは、ぜひ見たかった時計塔へ向かいます。


この時には大雨になり風も強く、傘を持っていても足元はびしょ濡れでした。

外で地図を広げることもできず、お店の軒先で地図を確認させてもらいました‥

道は入り組んでいるのでわかりにくいですが、地図の方向に時計塔の脇の尖った屋根が見えたので、それを目指して歩きました。


そしてやっとご対面!

おとぎ話に出てきそうな時計塔はやっぱり可愛くて様々な角度から写真を何枚も撮りました。

時計塔真下のお店で

真下には可愛いバスグッズ屋さんが。

この周辺は他にもお店やバーがたくさんあるので人もたくさん歩いてます。

フランスの人はあまり傘をささないのか、街をゆく人はみんなびしょ濡れでした。

反対側から

時計塔を潜った先に観光案内所があります。

翌日イランシーまでのタクシー予約はホテルでしようと思っていたのですが、ディナーを済ませてから戻る予定だったのでタクシー会社が閉まってしまうのを恐れてこちらでお願いしました。

英語が話せるお姉さんが親切に電話で予約してくれました。


そしてこの時点で17時半頃だったので、お店の多い時計塔の周りでディナーにすればよかったのですが、まだ少し早いのと雨が激しかったため、できるだけホテルの近くに移動してディナー場所を探そうとしたのが間違いでした‥

雨の中ホテルの近くまで戻ると、来た時に空いていたレストランがみんな閉まっています。

店先のメニューを見ると、ディナーは19時半から、20時から、と店によってバラバラですがどこも19時前には開かないようです。


この時に主人と話して思い出したのですが、以前パリで人気のレストランに19時頃に行くと、ガラガラでお客は私たちだけで、人気店でも平日はこんなものかと思っていました。

しかし20時過ぎからどんどんお客さんが入りだし、21時には広い店内が満席に。

どうやらフランス人のディナーは始まりが遅いようで、レストランも早くは開かないようです。


1件店内に人がいるレストランを見つけ、入って聞いてみると、そこも19時半オープンでしたが19時からならokと言ってくれたので、1時間弱近くのアイスクリーム屋さんでお茶をして待ちました。

19時に戻ると先ほどのシェフが席に案内してくれました。

その後気付いたのですが、他にシェフが2人、19時半頃、ウェイターさんが20時頃出勤してきていました。

2人だけだったのでシェフが特別に入れてくれたようです。

私達のテーブルの周りは10人や6人などのテーブルがセットされており、どうやら予約いっぱいだったようで、入れたのは本当にラッキーでした。



ワインリストはブルゴーニュのワインが揃ってます。

しかもとっても安い!

プルミエクリュのシャブリでもグラス4.5ユーロでした。


前菜はやはりブルゴーニュ名物のエスカルゴを。

ランチにもエスカルゴを食べましたが、全然違いました。

ガーリックや塩気は抑え気味で、すごく柔らかいエスカルゴでした。

シャブリはフルーティでもすごくすっきりしていて、アメリカでいつも飲んでいた強い感じのシャルドネとは全くの別物でした。


メインはシャブリ産のハムを注文。

このソースがものすごく美味しくて、塩気は少なく香りの良いハムと相性抜群でした。


旦那さんのメインはポークをピノノワールで煮込んだもの。

ポークがホロホロで旨味たっぷり。

ブルゴーニュの赤ワインも2種類試し、どちらもすごく美味しかったです。


デザートはチョコレートムースにしました。

サイドに付いて来た小さいマドレーヌも外側がカリカリで美味しかった!

お店はやはり20時を過ぎてから満席になりました。


帰り道にまた橋の上から、今度はライトアップされたオーセールの街が見られました。

夜景もすごくきれいです。

翌日のイランシーでのワイン祭りは朝8時半から、タクシーは8時の予約なのでこの日は早めに22時半就寝でした。