2016年1月28日木曜日

フランスのスキー場で食中毒

旦那さんの同僚の方たちとシャムルースへスキー旅行に行き、BBQをしたら食中毒になりました。

フランス人の方によると、スキー場でよくあるスタイルのBBQだそうで、テーブルの上のホットプレートのような鉄板で、大皿の生肉やシーフードを自分で焼いて食べます。


大皿にトングなどが付いてなかったので周りのフランス人たちにないのかな〜と聞くと、そんなものないよ!と言いながら自分のフォークとナイフで生肉をつかんで鉄板にのせていきます。

そして生肉を触ったフォークでそのままサラダなど食べてました‥

衛生的に気になりましたが、誰も気にしていない様子なので、とにかく自分の食べる分はよく焼くように気をつけ、サラダやハム等には手を出しませんでした。

その後10時過ぎに部屋に戻り11時頃就寝しましたが、夜中2時頃腹痛で目が覚め、そのまま朝まで激しい下痢と嘔吐が続きました。

胃と腸がよじれるような激しい腹痛でベッドに横になることができず、暖房の前に座ったり立ったり、トイレと往復したりと苦しみながら動き続けていました。

朝までにはお腹の中は空っぽになり、最終的には血混じりの胃液を吐いてましたが少し落ち着き、スキー場近くの診療所が開く午後2時までは少し横になれました。

何も食べず2時まで待ち、15分ほど前に診療所に行くとすぐに診てもらえました。

旅行客が多い土地柄のおかげかお医者さんは英語で話してくれました。

痛いと言っているのにベッドでグリグリお腹を押されて私は唸りましたが、ウイルス性の急性胃腸炎で大したことはないだろうとのことでした。

保険証はまだ届いていなかったので実費の診察で50ユーロでした。

診察に行く前にフランス人の同僚が25〜40ユーロが相場だと教えてくれたので、少し高いかも?と思いましたが山の上の診療所なので仕方ないのかもしれません。

お医者さんはスープなどお腹に優しいものを少し食べて薬を飲むようにと処方箋もくれましたが、スキー場のモールではスープが見当たらず‥チーズ屋さんやパン屋さんか、カフェのメニューにはサンドイッチやクレープ、バーガーしかありませんでした。

スーパーもあったので、そこで探して部屋で温めればスープも食べられたかもしれません。

そこまでする元気もなかったので取り敢えずカフェで主人は食事、私は小さいパンを食べ薬を飲みました。

薬は胃痛を抑えるもの、吐き気を止めるもの、下痢を止めるものの3種類で40ユーロほどでした。

薬は良く効いたので、しばらくしてお腹の不快感はなくなりましたが全く食欲がおきず、その夜もパンだけ食べました。

薬が切れてくると、胃痛がするような気がしました。


翌日は朝から薬を飲み少し滑りに行くことができましたが、夜駅までのバスがとても辛かったです。

私はバスでの山道が大の苦手で、ほぼ100%酔ってしまうのですが、食中毒の吐き気止めはバス酔いには効かないようで、ものすごく気持ち悪かったです。

山に行く時は必ずダイソーの非常袋を持っていくのですが、(中に粉が入っていて吐瀉物をすばやく固め匂いも出ない優れ物)それをずっとスタンバイしてました。

フランスにはダイソーはないようですが、これは本当に必要なのでアメリカや日本で買い足し常にストックしていて助かりました。

何とか1時間のバスも耐え、パリ行きの電車に乗ると一気に気が抜けてパリまでの3時間は車内で爆睡してしまいました。

パリに戻っても2日ほど体調は悪かったですが、自炊できたので何とか落ち着きました。

本当に食べ物には気をつけようと思いました。

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