2016年1月4日月曜日

ガレット・デ・ロワ

年末からパリのスーパーやパン屋さんの店先には美味しそうなガレット・デ・ロワが並びます。1月6日の公現節に食べるのがフランスの伝統とのことで、少し早めに買ってみました。

ガレット・デ・ロワとは王様のケーキという意味で、中にフェーヴと呼ばれる人形が隠されているアーモンドクリームのパイです。
食べ方はまず家族の人数分に切り分け、目隠しをした子供がそれぞれのピースは誰のものかを決めます。そこでフェーヴが当たった人が1年間幸福になれるそうです。

我が家は2人なので確率は2分の1ですが‥
ガレット・デ・ロワは家族の人数に合わせていくつかのサイズが売られていました。私たちは4人分の小さいものをパン屋さんで買いました。スーパーで売られているものは紙製の王冠も一緒にパックされていましたが、パン屋さんには焼きたての美味しそうなガレット・デ・ロワがそのまま並んでいて、王冠は買った時に袋に一緒に入れてくれました。


4人分は王冠よりも小さく少し不格好ですが、無理やり乗せました。この王冠は大人が被るのにちょうど良いサイズです。


4分の1に切り分けました。アーモンドクリームとパイの間に空洞ができているので、フェーヴが落ちてこないかと思いましたが、見当たらず、まだ切り分けていない方に残っているかと思いました。


ところが1口目で硬いものに当たり、私がフェーヴを当てました。切り分けの邪魔にならないようにパイの端の方に入っているものと思っていましたが、中心近くにあったようです。
フェーヴの形はお店によって異なるようで、こちらのは楕円形の端に穴のあるペンダント型でした。

パイ自体はサクサクの生地の中にアーモンドクリームがたっぷりと入っていて、とても美味しかったです。クリームも重くなくさっぱりと甘さ控えめでした。やはりフランスのお菓子はアメリカとは違います。普段のおやつにも食べたくなるお味、さすがです。

新年早々良い引きがあったので、フェーヴの力で素敵な1年になるよう期待します!

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